複数店舗を運営している経営者にとって、POSレジの導入費用は重要な検討材料。
スマレジは複数店舗に対応って聞いたけど、複数店舗に対応するには有料になるのでしょうか？
スマレジ複数店舗はプレミアムプラン以上
残念ながら無料プランでは複数店舗は対応していません。プレミアムプラン（月額5,500円）以上になります。
店舗ごとに月額料金がかかるので、2店舗なら月額11,000円になります。
とは言え、売上分析、在庫管理、スタッフ管理なども行え、店舗数も無制限。
500店舗以上展開されている法人さんもおられます。
さらに詳しく知りたい方は、以下の資料請求をしてみてください。
導入するにも、納得してから導入したいですもんね。
＼スマレジについてもっと詳しく！／
スマレジは複数店舗でも使える？まず基本から確認
スマレジは複数店舗の管理に対応している
スマレジは複数の店舗でご利用いただけるプランです。
複数店舗にまたがった商品、スタッフ、売上どの情報が一元管理できます。
全国で45,000店舗以上の導入実績があり、小売・飲食・アパレルなど幅広い業種で活用されています。
店舗ごとの在庫・スタッフ・売上データを一元管理可能
複数店舗での運用では、以下のデータを一元管理できます：
- 在庫管理：スマレジでは複数店舗への出庫登録を一括で行なえます。在庫を保管している店舗（倉庫）から、一度の操作でその他すべての店舗（倉庫）への出庫を完了できます
- 売上分析：店舗ごとの売上比較や時間別・商品別の詳細分析
- スタッフ管理：権限設定により店舗ごとの操作制限が可能
「本部機能」はプレミアムプラン以上で利用可能
スマレジの本部管理機能では、複数店舗を一元的に管理し、契約IDごとに売上や取引データ、会員情報などを集計・管理できます。
ただし、この本部機能を利用するには、後述するプレミアムプラン以上への加入が必要です。
スマレジの料金プラン一覧と複数店舗の制限
スタンダードプラン（月額0円）：単一店舗限定の無料プラン
月額0円で利用できる無料プランですが、1店舗のみの利用に限定されています。
基本的なPOSレジ機能（レジ販売、レシート印刷、点検・精算、取引履歴の閲覧編集）、商品点数1,000件まで、商品数量管理、締め処理（日次・月次）、目標予算管理などが利用可能です。
ただし、複数店舗管理機能は利用できず、セルフレジ機能も対象外となります。
つまり一店舗なら無料プランでいいのか
プレミアムプラン（月額5,500円）：複数店舗管理の基本プラン
1店舗につき月額5,500円（税込）（1日あたり183円）で、複数店舗管理が可能になります。
スタンダードプランの全機能に加えて、商品点数10万点、顧客管理10万件まで対応し、PL（損益）管理、ユーザー権限設定、ログイン・操作ログ管理、外部システム連携、クーポン機能、ポイント管理機能などが利用できます。
複数店舗展開を開始する企業に最適な基本プランです。
複数店舗ならプレミアムなんだね
プレミアムプラスプラン（月額8,800円）：電話サポート付き上位プラン
1店舗につき月額8,800円（税込）（1日あたり293円）で、プレミアムプランの全機能に加えて365日対応の電話サポートが付きます。
セルフレジ機能（別途月額1,320円/台）や自動釣銭機連携も利用可能になり、より高度な店舗運営をサポートします。
複数店舗での運用において、充実したサポートを求める企業におすすめです。
プレミアムから機能が追加された感じだね
フードビジネスプラン（月額12,100円）：飲食店特化の複数店舗管理
1店舗につき月額12,100円（税込）（1日あたり403円）で、プレミアムプラスプランの全機能に加えて飲食店向け機能が充実しています。
オーダーエントリーやキッチン伝票出力など、飲食店の複数店舗運営に特化した機能を提供します。
ハンディ端末は1店舗につき5台まで利用可能で、チェーン展開する飲食店に最適です。
飲食ならこのプランがいいかも
リテールビジネスプラン（月額15,400円）：小売・アパレル向け最上位プラン
1店舗につき月額15,400円（税込）（1日あたり513円）で、プレミアムプラスプランの全機能に加えて小売・アパレル向けの高度な在庫管理機能が充実しています。
受注管理（受注店舗ごとに月額11,000円＋従量課金制）、パスポートカメラ読取、免税手続き電子化などインバウンド対応も含む最上位プランです。
売り場面積が広い店舗様などにはオススメです。
ウチは大規模店舗だからこれがいいかな
店舗数とレジの台数は？
全ての有料プランにおいて、料金は店舗数に応じて発生します。
レジ端末は1店舗につき3台まで月額料金内で利用可能で、追加の場合は別途1,540円（1台／税込月額）が必要です。
複数店舗展開では、各店舗がそれぞれプラン料金の対象となり、店舗数×月額料金が基本的な料金体系となります。
各プランについて更に詳しくは・・・
複数店舗でのスマレジ料金シミュレーション
3店舗運営、一店舗だけレジ4台の月額費用イメージ
端末3台×プレミアムプラン+レジ追加1台 = 18,140円/月（税込）
- プレミアムプラン：5,500円×3店舗 = 16,500円
- レジ追加1台：1,640円
- 複数店舗管理機能：基本料金に含まれる
- 端末追加費用：基本台数内なら追加料金なし
- 合計：18,140円/月（税込）
ただし、実際の運用では以下の追加費用も考慮する必要があります。
オプション（周辺機器・アプリ連携）による追加費用
- 決済連携オプション：月額料¥1,320（税込）をプラスすることで、CAT端末によるクレジットカード決済に対応可能です
- 勤怠管理連携：スマレジと連携した機能を使う場合は、月額2,420円（税込）〜かかります
- 周辺機器レンタル：プリンターやキャッシュドロワーなど必要に応じて
スマレジ無料プランでどこまでできる？
基本的に無料で使えるスタンダードプランが利用できるのは1店舗のみ。
そのため、複数店舗で利用する場合は有料プランへ切り替えが必要です。
ただなんとかして無料で使ってみるってことも可能です。
店舗ごとのレジを無料プランで導入し、手作業で集計している事例もある
理論上は各店舗に無料プランを別々に導入して、手作業で集計することは可能です。
でも、以下の理由でおすすめできません。
- 売上データの統合が手作業になる
- 在庫移動の連携ができない
- 本部からのリアルタイム監視が不可能
- スタッフ管理が店舗ごとに分離される
無料から有料に切り替えるタイミングの見極め方
以下の状況になったら有料プランへの移行を検討しましょう：
- 2店舗目の開店が決まった時点
- 店舗間での在庫移動が必要になった時
- 本部からの一括管理が必要になった時
- より詳細な売上分析が必要になった時
他社POSとの比較｜複数店舗対応・料金・機能
| 比較項目 | スマレジ | Airレジ | ユビレジ |
|---|---|---|---|
| 複数店舗管理 | ◯（プレミアム〜） | △（要拡張） | ◯ |
| 本部機能 | ◯ | △ | ◯ |
| 月額料金 | 中〜高（5,500円〜） | 無料〜中 | 中（要問い合わせ） |
| 初期費用 | 低 | 低 | 低 |
スマレジの優位性
機能が最も充実しているのはスマレジです。エアレジやユビレジより機能が優れているのはもちろんですが、他社POSレジと比べてもスマレジの機能はトップクラスとなっています。
Airレジとの比較
Airレジでは、ひとつのAirIDで複数の店舗を追加して管理できますが、本格的な本部機能は限定的です。無料で利用できる点は魅力的ですが、複数店舗運営には機能面で制限があります。
ユビレジとの比較
複数店舗での利用にも向いていて、店舗ごとの売上一括集計や比較分析、商品メニューの更新なども1つにまとめて管理できるのも特徴です。ただし、料金は要問い合わせとなっており、透明性の面でスマレジに劣ります。
＼他社との違いも紹介／
導入事例：スマレジで複数店舗運用している店舗の声
スマレジは、1店舗から500店舗以上を運営する事業者まで、幅広いお客様に利用されています。
具体的な導入事例として、以下のような多店舗展開をしている企業がスマレジを活用し、大きな成果を上げています。
飲食店や物販で60店舗管理
人材派遣大手のパソナグループは、実は淡路島で飲食店や物販などを展開しています。
フードビジネスプランとリテールビジネスプランを併用し、60店舗を管理しています。
同社は飲食、物販、宿泊など多種多様なサービスを一つのアカウントで一括管理し、業務効率化を実現しています。
74店舗とECサイトを連携
子供服ブランドで有名な株式会社ファミリア。
プレミアムプラスプランを利用して74店舗のレジを一斉に切り替えました。
EC連携アプリでオムニチャネル戦略を強化し、店舗とオンラインでの一体的な顧客体験を提供しています。
道の駅で63店舗
道の駅を運営する株式会社TTC。
フードビジネスプランで道の駅内にある63店舗の運営を最適化しています。
モバイルオーダー導入による人件費削減やオペレーション効率化を実現し、地域密着型の事業運営をサポートしています。
室内遊園地を58店舗
室内遊園地を運営するユーエスマート株式会社は、プレミアムプラスプランを利用して全国に展開する58店舗をクラウド管理しています。
運営コスト削減やLINEクーポン配信による売上貢献を実現し、デジタル化による競争力強化を図っています。
シェアサロンを70店舗
美容業界でシェアサロンを展開する株式会社サロウィン。
プレミアムプラスプランで70店舗のシェアサロンの売上を一元管理しています。
これにより経理の業務負担を大幅に削減し、本部機能を活用した効率的な多店舗運営を実現しています。
ECサイトと31店舗を統合管理
高級紳士靴で知られるマドラス株式会社。
リテールビジネスプランで31店舗とECサイトのポイント・会員情報を一元化しています。
店舗とオンラインでの相互送客を実現し、オムニチャネル戦略による売上拡大を達成しています。
つまり多くの会社がスマレジの有料プランで、数十店舗から百店舗近い規模の多店舗管理をしています。
店舗ごとに月額料金がかかりますが、企業の成長に合わせてスケールできる柔軟な料金体系となっています。
上記の企業のさらに詳しい導入内容、他の会社の導入事例などは以下のリンクから確認できます。
よくある疑問とその答え（FAQ）
Q. 無料プランで2店舗以上の管理はできますか？
A. できません。複数店舗の管理には対応していない等、1店舗のみ経営している小規模事業者向けのプランです。複数店舗管理はプレミアムプラン以上で可能です。
Q. 店舗を追加するごとに料金は増える？
A. 基本は端末ごとの課金なので、店舗＝1台の場合は1店舗ごとに増えます。レジ端末は、1店舗につき3台までご利用いただけます。※追加の場合、別途1,540円（1台／税込月額）。
Q. フランチャイズ展開にスマレジは向いてる？
A. はい、本部一括管理機能があるため、FC運用に適しています。契約IDごとの売上集計や、店舗ごとの権限設定が可能で、フランチャイズ本部の管理業務を効率化できます。
【まとめ】スマレジ複数店舗運用の料金と注意点
無料プランでは複数店舗管理不可
スマレジの無料プランは1店舗限定です。複数店舗での運用を検討している場合は、最初からプレミアムプラン以上の導入を前提に検討する必要があります。
3店舗以上ならプレミアムプラン＋本部機能の導入がおすすめ
3店舗以上の運営では、本部からの一括管理機能が必須となります。プレミアムプラン以上では、複数店舗管理や在庫・顧客管理機能が利用可能。業務の規模に応じてプランを選べます。
他社と比較しても、機能・拡張性に優れている
店舗が2店舗以上、今は1店舗でも成長を視野に入れている、複数ECサイトを視野に入れているお店には成長に合わせて進化していけるスマレジをおすすめしています。
導入前に料金シミュレーションして損のない選択を
複数店舗での運用では、基本料金だけでなく以下の要素も含めた総合的なコスト計算が重要です：
- 基本プラン料金（店舗数×月額料金）
- オプション機能の追加費用
- 決済連携やシステム連携の費用
- 周辺機器の購入・レンタル費用
最終的な判断ポイント
- 2店舗以上の運営予定があるなら、最初からプレミアムプラン以上を選択
- 将来的な店舗拡大を見据えた拡張性を重視
- 他社との比較では機能面でのメリットを優先
- 無料プランでの複数店舗運用は現実的ではないことを理解
スマレジは複数店舗運営において優秀なPOSシステムですが、適切なプラン選択と事前の料金シミュレーションが成功の鍵となります。
＼スマレジについて更に詳しく知ろう！／
